HandBrakeがいい!

beanz (2008年11月28日 14:06) | コメント(0) | トラックバック(0)

最近は動画をいじったりする事も少なくなってきたが以前はいろんな動画変換ソフトを試していた。
'iSquint'というソフトが画質と速度のバランスがとれててよく使ってたと思う。
他にも'ffmpeg'をエンジンに使っている'携帯動画変換ちゃん'とか'MPEG Exporter TNG'、'MoviesForMyPod'なんてのも使ってた。

とはいえ、1番迅速かつ高画質な動画を作ってくれるのが'HandBrake'だ(僕の中では)。
ただしこのソフトは起動したらすぐにファイル選択のウインドウが出てきてソースファイルを求められるがその時ソースとして指定できるのはDVDのボリュームかイメージファイルだけだった(か、それ以外のやり方を知らなかっただけかも)。
なので例えばデジカメの動画データ(最近のデジカメはかなり奇麗なムービーファイルを作成できる)やPCでTV録画したmpeg2ファイル等を指定する事が出来なかった。
ところが今週リリースされた新バージョンからついにそれらのデータをソースファイルとして指定できるようになった。
バージョンは0.9.2から0.9.3とほんの些細なアップデートなのに。

早速いろいろと試してみた。
僕はLinux(のMythTV)を使って普段はTVを録画しているがその中から1番サイズの小さいやつをダウンロード。
30分の番組でファイルサイズは1.6GBくらいだったが、まずはこいつを変換してみる。
とりあえずはデフォルトの状態でスタート。

すると変換のレートが約300fpsと出る。めちゃめちゃ速い。
2パスのモードで変換しているが、1パス目が終わったら200fps位までは落ちた。
それでも昔と比べると格段の速さだ。

昔(5年くらい前かなあ)は夜に変換をスタートさせて(2時間くらいの動画)次の日会社に行き帰ってきてもまだ終わってない・・なんて事もあったのに。

ところがこのソフト、複数のファイルに対して一気に変換を掛けようと思うとちょびっと面倒くさい。
'Source'というボタンをクリックしてファイル選択のウインドウを出しファイルを選択するんだが、ここで複数のファイルを選択できない。
その後'Add to Queue'ボタンをおしてどんどんキューを追加していけるのだがこの一連の作業を例えばファイルが100個あったら100回繰り返さなきゃならない。
う〜ん・・と思ったんだが、ふと思い出してみるとダウンロードした時に'Command Line Interface'という項目があったのを思い出した。そうか!これを使えばいいんだ。

早速コマンドライン版をダウンロード。
いろいろ触っているうちにどうすればいいか分かってきた。

最初に作ったやつがiPodに転送できなかったりしたが、

HandBrakeCLI --help

とすれば詳細な使い方が分かる。
以下のようにすればiPod用のファイルを作れる事が分かった。

HandBrakeCLI -i source.mov -o dist.mp4 -x level=30:bframes=0:cabac=0:ref=1:vbv-maxrate=1500:vbv-bufsize=2000:analyse=all:me=umh:subq=6:no-fast-pskip=1 -I -O -e x264 -b 1500

後はfor in で繰り返しできるシェルスクリプトを作ればたくさんの動画を一気に作れる。
これでiPod用の動画を作るのも苦にならなくなったかな。

ちなみにこのコマンドは変換中標準出力や標準エラー出力にいろいろと出力してくれるがそれが鬱陶しい人は最後に

2> /dev/null 1> /dev/null

>/dev/null 2>&1

を付ければいい。

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